はげましのお声、ないしは罵詈雑言ノーマル版
465
おなまえ
もじもじ
--------
メッセージ
ふーん。タロットか。
どれどれ…。ややや。 引く前に見えるぞ。
ガン牌ならぬガン札?
日付Mon Jan 27 13:31:51 2003
464
おなまえ
micmic
--------
メッセージ
貴乃花も引退だそうだ。当初はどうでもいいボンボンにみえた貴乃花である。しかし、10年ほどまえ、曙が横綱昇進するというころ、「外国人横綱はいらない」論があり、実際身近に「おすもうさんは白いのがいい、黒いやつはキタナい。」という発言を聞いて憤りのあまり曙ファンになった。そしたらこいつが格好の悪役になった。べつに貴乃花は悪くないんだが、まあ、宮澤りえの一件とかその他悪役の業績を積んでくださったわけで、すっかりヒーローの前に立ち塞がる悪役となっていたのであった。問題はヒーローの曙よか強かったりするあたりで、ここらへんは二代目ヒーローの武蔵丸にカタキをうってもらっていたわけだ。彼がたまにやっつけられるとぼくらの溜飲が下がるわけで、とても素晴しい力士であった。憎まれ役が消えていくのはさびしい。
ま、そうたいしたことではないんだけど。
日付Tue Jan 21 11:19:37 2003
463
おなまえ
micmic
--------
メッセージ
あ、べつにレーニンのおぞましさを喧伝しようというわけではないす。かつて、レーニンの神話化のなかでババをひかされていた民族問題をワガコトとしてうけとめていた指導者にすこし思いを馳せてみたというだけでして。もっともレーニンの神話化じたいがスターリンの事跡なわけで、彼こそ「マルクス・レーニン主義」の創始者なわけなんですけどね。
日付Mon Jan 20 15:48:34 2003
462
おなまえ
micmic
--------
メッセージ
ドイツイデオロギーの「フォイエルバハI-Aイデオロギー一般、歴史」の末尾に「共産主義はわれわれにとっては、つくりだされるべき一つの状態、現実が基準としなければならない一つの理想ではない。われわれが共産主義とよぶのは、いまの状態を廃棄するところの現実的な運動である。この運動の諸条件はいま現存する前提からうまれてくる。」とあって、まあ柄谷行人のおとくいのアレなんですが、しかしもしマルクシズムにまだ希望が残っているのだとすれば、これこそが真骨頂でありましょう。150年前の経済学者に何でもかんでも寄りかかるわけにもいかないもんなあ。『ユダヤ人問題によせて』を読めばこれじゃダメだと誰しも思うだろう。でも1843年という現実を考えれば、それがもっていた意義はわかるような気もする。
ま、ともかく、わたしはマルクス・エンゲルス、あるいはレーニンについて何かを語るには力不足ではあります。田中本については、スターリン1913年の論文にはなるほどと感心するものがあり、1910年代にレーニンが自分の不得手な民族問題についてはスターリンを起用したあたりはそういう事情があったかと納得した次第。とはいえ、同じ田中の『言語からみた民族と国家』(岩波同時代ライブラリー)にある、
前略--「だが、他方では、右のような一見、疑問の余地のないほど明快な「自決」の保障には重大な留保条件がついていることを、公平のために見落としてはならない。この点を見過すならば、「民族自決」のレーニン的原則と言われるものと、ソビエトが、内外の民族に対して行ってきた一連の行政的対応との関連がほとんどつかめなくなってしまうからである。すなわち、1903年の日付をもつレーニンの論文には、「民族の自決ではなく、各民族内のプロレタリアートの自決」が問題なのであるから「プロレタリアートの階級的闘争の利益に民族自決の要求を従属させなければならない」(「われわれの綱領における民族問題」)という主張がとどめられている。ここから引出される結論とは「連邦主義および民族自治を宣伝することはプロレタリアートのなすべきことではない」(「アルメニア社会民主主義者の宣言について」)ということになる--後略。
よほどの還元主義者でなければ、これはオゾマしいと思うわな。
日付Mon Jan 20 15:27:30 2003
461
おなまえ
もじもじ
--------
メッセージ
うわ!!
「万国の労働者・被抑圧民族は団結せよ!」です。
最悪の間違いです。つつしんで訂正します。
日付Sat Jan 18 13:30:11 2003
460
おなまえ
もじもじ
--------
メッセージ
残念ながら「教えて」あげられるほどよく研究しているわけではありません。
しかし、研究していこうという意志はあります。
おっしゃるように、「諸民族の接近と融合」という言葉それ自身に解決の希望があるわけではないと思います。
労働者階級の自己解放闘争と民族解放闘争の結合の中にこそ、中にのみ希望があるのでは
ないでしょうか。
マルクス・エンゲルスの発した宣言は
「万国の労働者・非抑圧民族は団結せよ!」というものとして
継承・発展されなければならないのではないでしょうか。
「では」なんて、そんな冷たいこと言わないで…。
日付Sat Jan 18 13:28:34 2003
459
おなまえ
micmic
--------
メッセージ
わかりました。わたしにはマルクス・エンゲルスに民族問題に関し学ぶべき点が「全く存在しない」とまでいいきれるほどよく研究しているわけではありません。もし、仮にそういうものが存在するのならば、教えてください。「民族の接近と融合」ということばに民族問題を解決するどんな希望が存在するのかまるで予想もつきません。では。
日付Sat Jan 18 12:20:33 2003
458
おなまえ
もじもじ
--------
メッセージ
「行使しないだろうと期待した」
ここの記述は、なんだか多分に毒を感じます。
私としては、ここの理解は、
民族自決権の無条件の承認が、そして無条件の承認のみが、
抑圧民族と非抑圧民族との対立の止揚の絶対的条件である
というようなかんじです。
で、「対立の止揚」というのが最大の問題なわけですが、
やはり、原理的には「諸民族の接近と融合」ということになるのではないかと。
ただし、これはレーニンの言葉だと思います。
マルクス・エンゲルスにおける民族問題に関する態度を
過大にまた過小に評価することを戒めつつ、正確によみがえらせるためには、
あらためて原典を当るしかないのではないかと思っています。
「問題は、マルクス・エンゲルスにおける民族問題への原則的態度が
レーニンとボルシェビキにいかに継承され、深化されたかということに
あるのではないか。」(一行BBSより)
日付Sat Jan 18 11:15:07 2003
457
おなまえ
もじもじ
--------
メッセージ
>>456 詳しいことは不勉強につき わかりませんが、復旧して何よりでした。
日付Sat Jan 18 10:48:34 2003
456
おなまえ
micmic
--------
メッセージ
すんません。去年の12月にサーバーの引越しがあって、横着してほっといたらXREAが勝手に移動してくれるかなとひそかに期待してたらそんなに甘くはないのでした。あきらめて自分でやっとりました。
あれはネームサーバーは切替えたけれど、ウェブサーバーにはエイリアスが効いてなかったのでした。面目なし。でもわたしは24時間くらいかかるかと思っていたので復旧はやかったと思っております。
日付Fri Jan 17 09:28:31 2003
455
おなまえ
もじもじ
--------
メッセージ
ランダムジャンプ。びっくりしました。
日付Thu Jan 16 17:04:06 2003
454
おなまえ
micmic
--------
メッセージ
ところでsur009.htmlでは母語の問題に限定して、少数民族の立場について思いを巡らせたわけだけれども、それ以外の例えば血統とか、血縁や地縁から継承した文化とかそちらでのアイデンティティと母語と学校で身につけた文化との乖離とかそういう悩みがレーニンにあったのかしら。これはわからないねえ。
ただ僕等高度成長時代の生まれの世代には、お婆ちゃんやお爺ちゃんと言葉がつうじなかったり、持っている文化がまるで違ったり、知っている風景がどんどん消えていったり、自分のネイティヴな根っこが急速に消滅していく身近な経験をしているわけで、テレビと雑誌から流れてくる全国一様な文化にものすごく居心地の悪いものを実感しちゃうんだよね。
ぼくらは毎日大切なモノをいっぱい喪失しながら生きているんだなどと三文詩人と化してしまうのでありました。
日付Wed Jan 15 17:21:55 2003
453
おなまえ
micmic
--------
メッセージ
うん言い換えてはいかんよね。民族と国民じゃおはなしにならないほど違うものね。これを性別なんておきかえた日には…
「労働者は性別をもたない」「性別の内部における階級の対立が消滅するとともに
、性別相互の敵対的立場も消滅する」
これはどっひゃーだもんね。マルクスもエンゲルスもこんなコトはいってません。というわけで、これをもって融和主義だの、還元主義だのと書いた451のわたしの発言は大馬鹿タワケでございます。面目ない。
日付Wed Jan 15 17:05:04 2003
452
おなまえ
micmic
--------
メッセージ
あ、でも「国民」と「民族」にはあまりに大きな隔があるから、これを民族と読みかえちゃだめか。すいません。宣言は「国民」というものが誕生してから50年くらいの時代の本だものね。すいません。すいません。
日付Wed Jan 15 00:28:44 2003
451
おなまえ
micmic
--------
メッセージ
あなたが例証してくれたとおりです。いまさら付け加えることは何もないです。
「レーニン自身は、エスニックにはカルムィク人、ドイツ人、スウェーデン人、ユ
ダヤ人などの混血であり、ロシア人の血をどれだけ引いているかは不明だが、生ま
れたときより当然の如くにロシア語を母語としていた。そのような彼自身の経験が
、諸民族の自然な接近・融合、そしてロシア語の自然な普及と共通語化という展望
の背後にあったのかもしれない。」
つまり決定的メルクマールにおいてまぎれもないロシア人であるわけだ。ただし、韓国語を失なった韓国人とか、アイヌ語を失なったアイヌとか、エスニックのアイデンティティと母語に歪を生じるケースもあるので一昔まえのように語族のみを基準とするわけにはいくまいが。
「労働者は祖国をもたない」「国民の内部における階級の対立が消滅するとともに
、国民相互の敵対的立場も消滅する」以上、『共産党宣言』より。
絵に描いたような融和・還元主義であるけれども、つまりこれは田中の
>> そうすると、おくれた民族、エンゲルスのことばを使えば「歴史なき民族」は歴
>> 史の発展の過程でその存在をやめ、「歴史を担う」大民族の中に合流し、融合する
>> はずである。じじつ、世界史は、その黎明期から今日まで、たえまなく、この過程
>> をおしすすめてきた。したがって、そのような「くずとなった民族」とともに、そ
>> の言語を消し去ることによって、文明語を発展の武器として使うことができるよう
>> になる。
>>
>> こうした認識からすれば、民族語の保護はあくまで過渡的な措置であり、いずれは
>> 消滅しなければならない。しかしスターリンは、この点においては西欧マルクス主
>> 義者とは全く異なっていた。この1913年論文の次の個所は特に注目すべきであろう
>> 。
これと対応する部分である。また君の紹介した
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/publictn/46/shiokawa/shiokawa1.html
>>こうした政策のもとで、ロシア語は正規に「国家語」「公用語」という法的位置づけ>>>を
>>与えられることはなかったが、共通語となることは暗黙に当然視されていた。レーニン
>>は、少数民族に民族自決権を与えれば彼らはそれを行使しないだろうと期待したが^
>>(19)、それと同様に、ロシア語の法的押しつけをやめれば自然にロシア語が普及し、共
>>通語になるだろうと想定していたのである^(20)。
とも完全な符合をみせている。参考文献例示ありがとう。
日付Wed Jan 15 00:17:41 2003